越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

 

教育長答弁


 それでは、ただいまの菊地議員さんのご質問に順次お答えいたします。
 まず、市内小中学校における健康診断の現状についてでございますが。市内小中学校で行われている健康診断は、児童生徒の健康の保持増進と学校教育の円滑な実施を目的といたしまして、学校保健法の規定に基づいた検査項目を実施しております。その内容は、検査的内容と学校医、学校歯科医による健診がございます。検査的内容としましては、身長、体重、座高の測定と視力、聴力の検査、尿検査、寄生虫卵検査、心電図検査があります。また、学校医、学校歯科医による健診は、眼科、耳鼻科、内科、歯科健診があり、それぞれの疾病及び異常の有無の健診を実施しております。なお、学校医、学校歯科医の委嘱については、各学校の児童生徒数に応じて1名ないし2名を配置しております。健康診断の経費を平成18年度の決算状況で見ますと、児童生徒健康管理事業費、主に委託料でございますが、おおむね1,800万円、校医の報酬としておおむね3,100万円、合わせておおむね4,900万円の支出となっております。
 次に、市内小中学校の受動喫煙の実態の調査についてですが。県内では熊谷市のみが今年度初めて小学校4年生を対象に受動喫煙検診を実施したと伺っております。本市では実施しておりませんが、受動喫煙の対策として、文科省からの通知の趣旨を踏まえて、平成16年4月から市内小中学校の敷地内全面禁煙を実施しております。
 また、各小中学校では、保健学習や総合的な学習等で喫煙による健康被害や受動喫煙が及ぼす影響について計画的に指導し、健康教育を実施しております。さらに、「学校だより」や「保健だより」等で保護者への受動喫煙の健康被害について情報を提供し、学校、家庭、地域との連携を図りながら啓発活動を実施しております。
 これらの状況を踏まえながら、今後とも、小中学校の児童生徒については成人期に向けて健康な体づくりの基礎となる大切な時期でありますことから、小中学生の健康診断を適正に実施してまいります。また、喫煙はたばこを吸っている人のみならず、子供たちを初め喫煙しない人への影響が大きく、健康に被害を及ぼすものであり、教育の観点からも引き続き機会をとらえて健康教育の推進と受動喫煙防止対策の一層の啓発活動に取り組んでまいりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

質問(2回目)


 ご答弁ありがとうございました。
 まず、市内小中学生の受動喫煙の件につきましては、今後とも引き続き検討を重ねていただきますようお願いいたしたいと思います。
 さて、再度の質問でございますけれども、鉄道高架事業についてお伺いをさせていただければと思います。鉄道高架について、伊勢崎線整備促進協議会と連携し、長期的な視点でというようなお話でございましたけれども、一方で大袋駅の橋上駅舎化についても絡んでくるかと思いますが、この2つの事業を同時に行うということはもちろんありませんので、最終的にはどちらか1つを選択する形になろうかと思います。
 そこで質問ですが、おおよそどの時点でその高架と、それから橋上駅舎化と、それぞれをどういった形で選択をしていくのか、それをどのように決めていくのか、その決める時期、そのめどを、おおよそで結構なのですが、お教えいただければと思いますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。

市長答弁


 ただいまの菊地議員さんの再質問でございますが、大袋駅の橋上駅舎化と鉄道の高架化についてということでございますが、既設線の高架化につきましては、今後のまちづくりを進めていく上で必要な都市計画事業とこれは考えております。大袋駅を橋上駅舎として整備した場合におきましても、引き続き東武伊勢崎線整備促進協議会を通じて国、県及び東武鉄道に対し要望を続けてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上でございます。

質問(3回目)


 ご答弁ありがとうございます。いま一つ明確でないので、再々度質問させていただければと思います。
 ただいまのご答弁ですとそのどちらも検討していくというような内容であったかと思いますけれども、大袋駅に関して言いますと、平成22年度には大袋西口線が完成する予定でございますので、いずれにしましても1つ判断するめどというのはそのあたりなのではないかなと思いますが、とはいえ簡単に決定できるものでもないと思いますので、これが質問の内容となりますけれども、鉄道高架事業と、それから大袋駅の橋上駅舎化と、それぞれ事業費が幾らになるのかといったような試算を来年度、平成20年度になりますが、来年度あるいは再来年度、平成21年度、その2年間のうちに行うお考えがあるかどうか、最後にその点だけお伺いさせていただければと思いますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。

市長答弁


 ただいまの菊地議員さんの質問でございますが、高架化の時期ということでございますが。これは総合振興計画の後期の第二期の実施計画の中で検討してまいりたいというふうに考えております。
 それと高架化事業の総事業費の試算ということでございますが。これは先ほどもお答えしましたように、長期的な観点から諸課題を検討してまいりたいというふうに考えております。したがいまして、現時点で鉄道高架事業の総事業費の試算を行うということではなく、社会環境の変化などを踏まえた適切な時期に東武伊勢崎線整備促進協議会において事業化に関する基礎調査として検討すべきものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上でございます。

 

 
 
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