越谷市議会議員 きくち貴光
 
 

■議会報告

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●令和6年12月定例議会


質問(再度3回目)


 ぜひ県産材の利用の促進をお願いしたいと思います。これは教育委員会にもお願いですけれども、やはり木というものが身近にあると、子供たちの学習能力が高まっていくということも言われてますので、ぜひ県産材の活用ということについては、引き続いて多方面でお願いできればと思います。
 今回、こしがや・おがの交流の森にお邪魔させていただきました。あいにく福島にありますふれあいの森というのは伺ったことがないのですが、安達太良には行ったことがありますし、おおむねそういった環境なのだろうというふうに認識しています。この植樹というのは、非常に市民の参加という面で進めていくことが重要だというふうに思っています。その意味では、こしがや・おがの交流の森、またこれまでの越谷市ふれあいの森、越谷市ふれあいの森ですと累計では1万8,000人ぐらい、植樹ですとか、その後の取組について市民の方にご参加いただいてるわけですけれども、非常によい取組だというふうに感じています。
 先ほども申し延べましたけれども、治水の取組の観点で、首都圏外郭放水路庄和排水機場、龍Q館を訪れましたが、外のところに水辺の森という、これは平成18年に首都圏外郭放水路の完全通水が行われて、その記念に市民の方々が植樹をされたのだそうです。当時2万7,000本の苗木が植えられていたわけなのですけれども、そこの説明板には、「20年から30年、いずれふるさとの森と言われるほどの森に育つことを願っています」と書かれていました。実際にもうじき20年がたとうとしているのですが、その植樹された木もそれなりに大きくなってきています。こしがや・おがの交流の森もそんなふうに成長していったらいいなというふうに願っていますので、引き続きこの取組を進めていただければと思います。
 それでは、4項目めの環境学習について教育長に再度お伺いします。まず、授業での取組の話ですけれども、SDGsは2030年をゴールにしています。2030年といいますと、あと五、六年です。その目標達成のためには、全ての人が真剣に取組を進めていく必要があります。取組が進められた結果、取り残しがあれば、恐らくその次の目標を設定して、その次に向けて取組を進めていくのかもしれませんが、15番目の目標、陸の豊かさも守ろうという目標、森林を守る、陸上の生き物を守るといった内容の取組を進めていくには、来年5月に埼玉県で開催される全国植樹祭、これは緑を守るということの意識を高めていくのによい契機となるのではないかというふうに思っています。
 そこで、授業の中で全国植樹祭を取り上げ、その内容と意義、そこからさらに森林保全の意識を一層高めるといったことを進めることについての見解をお伺いいたします。


教育長答弁


 ただいまのご質問につきましては、学校教育部長よりお答えをいたします。


学校教育部長答弁


 それでは、お答えをいたします。
 第75回全国植樹祭の大会の基本方針の中に、豊かな緑を県民全体で次の世代に引き継ぐという機運を高めて、緑化運動と森林資源の循環利用を推進し、SDGsにつながる機会となる大会にしますとございます。当然これは学校で行われる授業等でも行っている環境教育を推進する上で、この植樹祭について取り上げることは、一助になるというふうに考えてございます。この全国植樹祭の開催につきましては、令和6年9月18日付で、県や関係団体からの通知を基に、ポスターを既に市内各小中学校へ配布をさせていただいております。今後も関係する県等の通知が届いた際には、小中学校へ送付することも含めまして、全国植樹祭の趣旨等を周知してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。


質問(再度4回目)


 ただいまの答弁で、学校には県からのポスターが既に配布されているという話でした。その点については承知いたしました。
 開催に向けてという話で先ほどから言っていますけれども、繰り返しになりますが、全国植樹祭というのは一つのイベントにすぎないと言うと言葉が過ぎるかも分かりませんが、一つのイベントなわけですけれども、決してそれがゴールではなくて、むしろそこから始めていくということが必要だと思いますので、開催された後も、ぜひ積極的に森林保全の意識を高める取組を学校では進めていただければというふうに思います。
 それでは、2点目の校外学習の関係でお伺いをいたします。今回触れていますこしがや・おがの交流の森、小鹿野町には越谷の多くの子供たちに足を運んでいただきたいという希望があります。町長といろいろと懇談する中で、小鹿野町こんな魅力がありますよということを随分とアピールしていただいたのですが、そういった話を聞く中で、私としてもぜひ校外学習で、この越谷、小鹿野の交流を含めて、あのかいわいのところを訪れていただきたいなというふうに感じた次第です。
 小鹿野町と秩父市にまたがる秩父ミューズパークが来年の全国植樹祭の会場となりますけれども、秩父地域は日本ジオパーク委員会によって、ジオパーク秩父として認定もされています。森林は当然のことながら、それ以外にも約1,500万年前に秩父地域が海だった頃に生息をしていましたパレオパラドキシアという生き物がいます。カバというのか、セイウチというのか、そのような感じの外観というふうに認識していただければと思いますが、そういった化石も出土していて、その頃の地層ですとか、それ以外にも学びの素材が豊富ということもありますから、校外学習の行き先として、ひとつ十分価値があるのではないかというふうに考えています。
 そこで、一案として、小鹿野町を含む県西部地域を行き先として教育委員会から学校に示すということについて、その見解をお伺いしたいと思います。


教育長答弁


 ただいまのご質問についてお答えをいたします。
 令和5年5月1日に越谷市が小鹿野町と森林整備の実施に関する協定を締結して、こしがや・おがの交流の森を、両市町の交流活動の場として使用することができるようになったと認識をしております。校外学習の行き先は、校外学習の狙いや実施できる体験活動、あるいは目的地までの時間や費用面等を考慮して各学校で決めております。これは限定はしてなかったようですけれども、こしがや・おがの交流の森に限定することについては、県の整備状況、森の整備状況や、あるいは宿泊施設の状況等を考え、少し厳しい状況にあるのかなというふうに思っておるところでございますが、今後教育委員会といたしましては、周辺地域に拡大した場合のことのお話がございましたジオパーク秩父、あるいはミューズパーク等もございますので、こういったところでどんな活動ができるのか等について調査をして、校外学習等の行き先の選択肢の一つとして校長会で周知してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。


質問(再度5回目)


 ぜひそのように進めていただければと思います。校外学習のように実際に目で見たこと、実際にやってみたことというのは、後々まで記憶に残ります。私も小学校の頃にどこそこに行ったと、あるいは何をやったということを、全部ではありませんけれども、それなりに覚えているものもあります。ぜひ教育委員会から校長会には、そのように話を進めていただければと思います。
 先ほどからSDGsに触れていますけれども、SDGsの取組自体は2030年を目標にしていますが、それによって2030年に地球環境がよくなるということは決していないのだというふうに思っています。むしろ日本政府が、先ほど述べたように2050年を目標にカーボンニュートラルを目指していくのだということもありますから、もっともっと長い時間をかけていかないと、地球環境の保全ということにはつながっていかないのだろうというふうに思っています。
 少し大きな話になりますが、この地球環境というものが今どんどん破壊されてきているのが実態です。先ほどアマゾンの話があったかと思いますけれども、私も昔ブラジルに行ったことがございまして、1992年と1999年と2回ブラジルに行って、実際にジャングル、本当の密林ということではありませんけれども、アマゾンの中に入ったり、あるいは空から様子を見たりしていますが、いろいろと見てますとどんどん、どんどんアマゾンの領域が狭まってきているというようなこともあります。
 今、このアマゾンだけではりませんけれども、様々な地球環境の破壊、この破壊の状況を目の当たりにしている我々は、その目の当たりにしている最初の世代だとも言われています。他方で、この破壊の状況を食い止めることができる最後の世代だというふうにも言われています。今、世代というふうに言いましたけれども、世代というのは、今生きている人たちとこれから先という話なので、我々大人がだけではなくて、今学校で学んでいる子供たちも含めて、今いる世代というふうに捉えていくべきなのだろうというふうに思っています。むしろ大人が、私もそうですけれども、昔のままの知識や認識でいて、世の中の移り変わりということはなかなか理解が難しい。理解しようと思っても、やはりついていけないということもあります。
 むしろそういった観点からすると、子供たちに現状と将来をしっかりと伝えて認識してもらって、子供たちこそ行動の主体になってもらう必要があるのだろうというふうに思っています。2030年という時点で考えると、子供たちはまだまだ一般的な意味で言う大人にはなりませんが、2050年ということで考えていけば、そのときに恐らく今の子供たちが社会の中心になって、様々な活動をしているということになるかと思います。そういったこともありますので、これは長年にわたって教育長にいろんな質問させていただきましたが、今回が恐らく最後になるかと思いますので、改めてこういったこと、少し大きな話になりますけれども、地球環境を守っていく、今回森林保全ということなのですけれども、そういったことを今の子供たちがどう主体的に行動ができるのか、主体的に行動させていくということについての認識をお伺いしたいと思います。


教育長答弁


 私は、常々今生きる力を育む越谷教育ということで標榜しているわけですけれども、生きる力というのは、何か問題にぶつかったときに、それを自分事として捉えて、自ら学んだものを生かして未知のものを解決するために、課題を解決するために、主体的に物事を考えて判断して、協力して解決していく、そういう力を養うことだというふうに考えておるところでございます。
 環境教育というのは、足元の環境の理解から、グローバルな環境理解へと進んでいくことだとよく言われておりますけれども、環境教育を推進するためには、児童生徒たちの日常生活から環境の課題を気づき、そして他者と対話したり発表したりすることを通して、子供たちが主体的に考え、未知の状況に対応できる資質、能力を育成する。このことは、まさに生きる力だというふうに私は考えております。教育委員会といたしましては、今後もこうした生きる力を進める学校教育の進展に努めるとともに、人と自然に優しい、情感豊かな子供たちの育成を目指した環境教育を推進していかなければいけないというふうに考えております。自分たちの将来は終わり、子供たちの世界にそうした大人の世界のツケを回すわけにはいかないというふうに考えているところです。しかしながら、その課題を突きつけられる子供たちは、自らの力でそれを解決していかなければいけませんので、その力をできる限り養っていくことは、教育に求められていることなのかなというふうに思っております。
 お答えになったかどうか分かりませんけれども、以上でございます。


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